さて、お客様に聞かれる質問の中でこういった質問があります
確かに僕も学生の時はどっちが大切かなどとは考えることもなく
薬局に売っているよくわからないトリートメントを
大量に頭につけてとりあえず放置して、髪をサラサラにした気になっていた時期もありました笑
それくらい、世間ではトリートメントというものに期待をもっていることなのでしょう。
では結論から申し上げます。
”圧倒的にシャンプーの方が大切です”
まあ、理想論の話をすればどっちも大切なのですが、やはり優先するべきはシャンプーですね。
シャンプーをこだわらないでトリートメントにこだわっているのは例えると・・・
といったイメージでしょうか。
お菓子をやめたら・・・?
と、ツッコミたくなりますよね笑
でもそんな感じです。
それくらい、シャンプーとトリートメントには優先度に差があるのです。
髪をキレイにするために何をしたらいいのか?
🎵どうしてシャンプーにこだわらなくてはいけないのか
一般的に素人の方が抱いている
シャンプーとトリートメントに関するイメージというのは⬇︎
シャンプー・・・・汚れを落とす!どれを使っても大差ない!CMでよくみるやつがいい!
トリートメント・・・髪を治す!ヘアカラーを守る!枝毛も治る!
というイメージだと思います。
確かに、本当に上記のような効果だったらシャンプーにこだわらずトリートメントにフォーカスしますよね!!
しかし、美容師がシャンプーとトリートメントに抱いているイメージはこうです。⬇︎
シャンプー・・・・めっちゃ痛む!汚れとともにカラーを落とす!ピンキリが激しい!市販のシャンプーは怖くて使えない!
トリートメント・・・・髪を治したりはしない。床のワックスがけのイメージ。枝毛も絶対治らない。
だいぶ差がありますよね。
シャンプーの重要度が上がり、トリートメントの期待値が下がっているのです。
✨トリートメントは髪を治さない
基本的にトリートメントでは髪を治すことはできません。
栄養を補給する、バイヤーの役目をするというのがトリートメントであり
決してダメージをなくす事はできないのです。
(サロンで使っているトリートメントはヘアカラーなどのダメージから髪を守る役割もあります。)
虫歯の治療みたいなイメージですね。
歯に穴が空いたからちょっと詰め物をする感じです。
決して、歯が治ったわけではないのです。
つまり、歯でも同じですが、
詰め物にこだわる前にまず虫歯にならない努力をして欲しいという事なのです。
髪の毛って何で痛むの??
[blogcard url=”https://junpeiiida.info/2017/12/14/%e7%b5%90%e5%b1%80%e9%ab%aa%e3%81%ae%e6%af%9b%e3%81%a3%e3%81%a6%e4%bd%95%e3%81%a7%e5%82%b7%e3%82%93%e3%81%a7%e3%82%8b%e3%81%ae%ef%bc%81%ef%bc%9f%e3%80%80%e9%ab%aa%e3%81%ae%e6%af%9b%e3%81%8c%e7%97%9b/”]🎵髪の毛は治すことより傷ませないことを考えてください。
とにかくトリートメントで髪が治るというイメージを忘れてください。
髪が治ると思っていると治すためにトリートメントにこだわりたくなるのです。
しかし、残念ながら髪は治りません。
どんな高級なトリートメントでも髪を完全回復させることはできません。
いわばお肌でいうとファンデーションのような役割なのです。
トリートメントはCMのイメージが強すぎて、髪を治すものだと思っている方が多いですね。
「配合されたが髪を補修する」などと宣伝されていますが、そんなもので治るのでしたら苦労はありませんね。
世の女性の髪の毛も人に残らずキレイになることでしょう笑
トリートメントの役割は
治す❌
ではなく
キレイに見せる&守る⭕️
なのです。
栄養補給というと修復してくれそうな響きですが、
”喉が渇いているから水を飲む
そんなイメージです”
水は必要ですけど病気は治らないですからね。
トリートメントはどちらかというと、補修と言うよりも油分や水分が足りなくなった髪の毛の保護という面で効果を発揮するようなヘアケアアイテムと言えます。
治るか治るかわからない・・・というか治らないトリートメントにこだわるより
よくないシャンプーを使用したら確実に痛むであろうシャンプーの質にこだわる方が
ヘアケアにおいて優先だということなのです。
🎵市販のシャンプーやトリートメントってどうなの?
市販のトリートメントでも効果は薄いが別に髪が痛むわけではないので
さほど問題はありません。
*厳密に言えばカラーが入りづらくなったりという問題はありますが・・・
とにかく問題なのは市販のシャンプーです。
石油で作られたシャンプーは髪の毛にものすごく刺激的なのです。
食器洗いの洗剤で髪を洗ったことありますか?
ほとんどの人がないですよね笑
だって怖いですから。
しかし、市販で販売されている石油系シャンプーとは、その食器洗い用の洗剤で髪を洗っていることに匹敵するほどの洗浄力なのです。
シャンプーにこだわって欲しい理由は
サロンシャンプーを使って欲しい!!!
ではなく
市販のシャンプーを使わないで欲しい・・・!!
なのです。
✨洗浄力の強い市販のシャンプーを使っているとどうなるか
洗浄力が強い。
人によってはメリットに感じるかもしれませんね。
例えばオイリーな方だったり、一週間に数回しか頭を洗わない人だったり・・・。
しかし、結論から言いましょう
100害あって一利なしです。
頭皮は何ヶ月も放置しない限り正直そこまで汚れないのです。
基本的にはお湯で流すだけでも汚れの8割は落ちるのです。
落ちきらなかった2割を落とすためにシャンプーには洗浄力をもたせているのですが
たった2割を落とすために大した洗浄力はいらないのです。
洗浄力が強いシャンプーを使うことで考えられるデメリットは
①頭皮トラブルに遭いやすい
②髪が痛む
③ヘアカラーやパーマが落ちやすい
④トリートメントも落とす
⑤肌荒れを起こす
⑥くせ毛になりやすくなる
という事が考えられます。
🎵まとめ
いかがでしたか?
今回のブログで伝えたかった事は3つです。
①シャンプーの質にこだわらないと髪がとっても痛む
②トリートメントは髪を治さない
③治す事より傷ませない事にこだわって欲しい。
という事です。
このブログを読んで一人でも多くの方がシャンプーの大切さに気づき、シャンプーの質にこだわってくれる事を願っています。
「シャンプーとトリートメントってどっちが大切ですか?」