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こんにちは、中野坂上のRe:ta Hair【リタヘア】で美容師として働いているじゅんぺーです。
今回のブログでは、ヘアカラーが濃すぎたときの対処法や、薄く入れるヘアカラーの作り方についてお話しします。
このブログを書こうと思ったきっかけは、先日お客様からこんな相談を受けたからです。
「先日、他の美容室でヘアカラーをしたんだけど、思ってたよりも濃くて派手すぎる感じになっちゃった。どうしたらいい？」
ヘアカラーの色味が濃く入りすぎてしまう失敗はよくあるのです。
⭐️ヘアカラーは薄く入れる方が難しい
まず最初に知っておいてほしいことは、ヘアカラーは色を濃くする方が簡単だということです。
美容室で使用するヘアカラー剤は大体が濃い色なので、濃く入れる時はそのカラー剤を使えば簡単に濃くなります。
しかし、薄い色を入れる場合は、髪の毛に色素を少しだけ付着させる必要があります。その際に気をつけなければならないことは以下の３つです。
- カラーは薄めすぎると入らなくなる
- ブリーチでしっかり抜いておかないと全く入らない
- 髪を均一にブリーチしないとムラになる
- 髪に残っている色を考慮して配合する
これらの要素を考慮しながら、理想的な色味や明度に近づけるように調整する必要があります。これは美容師でも難しい作業です。だからこそ、薄く入れるヘアカラーはプロの美容師でもかなり難しい技術といえます。
⭐️ブラウンベースとホワイトベースで難しさが変わる
ヘアカラーの濃さというのは茶色＋色というパターンとホワイト＋色という２パターンがあるということです。
例を見てみましょう。
この２枚で上がブラウンベースのピンクブラウン。
したがホワイトベースのパステルピンク。
どちらもピンクが薄く入っていますが上の写真は薄いピンク以外に茶色が存在しているため
ちょっとピンクみがある茶色という扱いです。
ピンクブラウンは茶色の状態にピンクを入れれば成すのですが、
下の写真のホワイトピンクは全く別の話です。
ホワイトの状態に薄いピンクのヘアカラーを塗っただけではできません。
ホワイトの状態はかなり傷んでいるので薄いカラーはシャンプーした瞬間に抜けるので
普通のやり方ではホワイトベースのパステルピンクはなせないのです。」
⭐️ヘアカラーが想定より濃く入ってしまった場合の対処法
では、もしもヘアカラーが想定より濃く入ってしまった場合はどうすればいいでしょうか？ここでは、３つの対処法を紹介します。
- 繰り返しシャンプーする
- 美容室でお直しをする
- 黒染め落としをする
繰り返しシャンプーする
１つ目の方法は、繰り返しシャンプーすることです。これは最も簡単で安全な方法です。シャンプーすることで、髪の毛に付着した色素が少しずつ落ちていきます。その結果、色が薄くなっていきます。ただし、この方法は時間がかかりますし、効果も限られます。特にブリーチやカラー剤で髪の毛から色素を抜いた場合は、元々の色に戻すことはできません。
何より濃く入ったヘアカラーを繰り返しシャンプーすればパステルカラーになるというわけではないのです。
入れたヘアカラーが単純に濃いだけなら繰り返しシャンプーすれば落ちますが、
ベースの作り方や色の配合が間違えて濃くなってしまった場合、いくらシャンプーしても目的の色に戻ることはないでしょう。
ブラウンベースのカラーで色味が思ったより濃かったくらいなら
シャンプーを繰り返せば普通の茶色に戻りますよ。
美容室でお直しをする
２つ目の方法は、美容室でお直しをすることです。
１つ目の方法より成功する可能性は上がるでしょう。
これは最も確実で早い方法です。美容師に相談して、理想的な色に近づけるように調整してもらいます。
しかし、一度濃く入ったヘアカラーを抜き、また新たにヘアカラーを入れて目的の色にするのはとても難易度が高いです。
ブリーチやハイトーンカラーが得意な美容師さんに依頼しないとまた失敗する可能性があります。
注意です。
黒染め落としをする
入れたのが黒染めでなくても黒染め落としは有効です。
入れすぎてしまったヘアカラーだけを抜くことができるので
ある意味リセットできます。
黒染め落としをしたからと言って目的の色になるわけではないのですが
色を剥がさないとどうにもならない場合もあります。
うまくいけば、黒染め落としはほぼノーダメージでできます。
上手な美容師さんに黒染め落としをお願いした上でまた色を入れるといいでしょう。
ブリーチした人が使えば、金髪に戻るカラーリムーバー
⭐️薄いパステルカラーの作り方
では、どうすれば薄いパステルカラーを作ることができるでしょうか？ここでは、パステル系のカラーを作る際に気をつけるべきポイントを紹介します。
- 目的の色に対してブリーチの回数を正確に判断する
- ヘアカラーをどれくらい薄めたら目的のトーンになるかを正確に判断する
- ダメージレベルに対して薬剤を変える
プロ向けの話になりますが、パステルカラーはただヘアカラーを薄めて塗布するだけではできません。
パルテルカラーの失敗パターンとして
・水色にしようとしたら緑になった
・ピンクにしようとしたら毛先だけ色が入らない
・思ったより濃かった
・紫にしようとしたら毛先だけシルバーになった
・サーモンピンクにしようとしたらオレンジになった
・ホワイトにしようとしたら紫になった
・黄緑にしようとしたらブルーになった
など、あげればキリがないほど薄いヘアカラーの失敗談があります。
⭐️パステルカラーの一覧
ここで、最近僕が染めた薄いヘアカラーをいくつか紹介しますね。
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飯田 淳平（いいだ じゅんぺい）
原宿/表参道で11年勤務した後、現在中野坂上のRe:ta Hair【リタヘア】にて勤務中。現役美容師の目線で美容の情報を発信します。
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TOPスタイリストの飯田 淳平です！
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