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こんにちは、中野坂上のRe:ta Hair【リタヘア】で美容師として働いているじゅんぺーです😊。
今回はプロの美容師としてブリーチ無しやブリーチレスと言われているヘアカラーの写真が本当に信用できるのか?ということについて書いていきたいと思います。
美容師あるあるではありますが、お客様からの要望でよく聞く内容があります。
この写真みたいにブリーチ無しで透明感のあるカラーにしたいです!ブリーチ無しって書いてあるので!
といったものです。
ブリーチは髪を傷めるというイメージが強いですからね。
そこで、インスタグラムやピンタレストなどで「ブリーチ無し」「ブリーチレス」というタグや説明がされているヘアカラー写真を見つけて、「これにしたい!」という方が多いんです。
でも、本当にその写真はブリーチをしていないのでしょうか?
実は、そういう写真はかなり怪しいです!!!
今回は、そういう写真の裏側についてお話ししようと思います。
これを読んだら、あなたもプロ目線でヘアカラー写真を見分けられるようになりますよ👍。
⭐️ブリーチ無し、ブリーチレスと言われているヘアスタイル写真は本物か?
まず、ブリーチ無しやブリーチレスと言われているヘアスタイル写真が本物かどうかを判断するためには、髪の色の仕組みを知っておく必要があります。
が!!
長くなるのでとっても早くお伝えすると
日本人の髪がもっている茶色と黒の色素が髪の透明感をなくしていてその色素を抜くためにブリーチが必要
ということです。
仮に、ブリーチをしないで色素を抜くことができたとしても色素を抜く段階でブリーチと同等のダメージを追うことになります。
ブリーチ無しでもブリーチと同じくらい傷んだら意味ないですね
つまり、透明感のあるカラーにするためには、色を抜かないといけない。色を抜くと髪が痛む
ということです。
では、ブリーチ無しやブリーチレスと言われている写真はどうなっているのでしょうか?
⭐️加工をしている可能性
ブリーチ無しやブリーチレスと言われている写真の中には、実際には加工をしている可能性があります😱。
例えばこの写真↓
ブリーチ無しで透き通ったグレーにしました。
・・・・・と言ったらどう思いますか?
実はこれが加工なしの写真です。 どっちも僕のとったヘアスタイルですが
加工をするとカラーが薄く見えるんです。
これは黒髪ですが茶髪でやればミルクティーっぽくも見えてしまいます。
怪しい写真は”肌”や”背景の白さ””影の無さ”などをみてみましょう。
異様に白っぽい肌などをしていたら加工かなと思っていいかもしれませんね。
当然ですが
ブリーチ無しでは加工した写真の髪色は再現できません
⭐️今回はブリーチしていないが、過去にブリーチをしている可能性
ブリーチ無しやブリーチレスと言われている写真の中には、実際には今回はブリーチしていないが、過去にブリーチをしている可能性があります😱。
これは言葉の綾というやつですね。確かに今回はブリーチしていないなら嘘はついていませんが、髪の毛にブリーチの履歴があるなら意味がありません。
なぜなら、髪の毛に一度でもブリーチした履歴があれば、その部分はメラニン色素が抜けています。その部分にヘアカラーをすると、明るく発色します🌈。
つまり、過去にブリーチした部分があれば、今回はブリーチしなくても透明感のあるカラーになる可能性があるということです👌。
では、どうやって今回はブリーチしていないが、過去にブリーチをしている写真かどうかを見分けることができるのでしょうか?
一つの方法は、髪の毛の長さや根元の色に注目することです👀。
例えば、この写真を見てください。
この写真の女性の髪の色はとても明るくて透明感がありますね。でも、よく見ると、女性の髪の毛はとても長いです。
これは、過去にブリーチした部分が伸びてきている証拠です😱。
もし本当にブリーチレスでこの髪色になっていたら、根元の色ももっと明るくなっているはずです👌。
つまり、この写真は今回はブリーチしていないが、過去にブリーチをしている可能性が高いということです😉。
この写真は実際にブリーチをしていない赤髪です。赤はブリーチしなくてもこれくらいの発色はだせるんです
⭐️強力な過酸化水素を使用している可能性
ブリーチ無しやブリーチレスと言われている写真の中には、実際には強力な過酸化水素を使用している可能性があります😱
過酸化水素というのはヘアカラーやブリーチに混ぜる2剤と呼ばれるものですが、この2剤を強力なものにすることによって一回のカラーで色を抜きながら色を入れることができます。
え!?一石二鳥だしいいじゃないですか!
いえ、めっちゃ痛みます・・・。
日本で使用できる一番強い過酸化水素は6パーセントですが、海外ではもっと強い過酸化水素を使用することができます。
例えば、アメリカでは12パーセント、ヨーロッパでは15パーセントの過酸化水素を使用することができます😱*多分
強い過酸化水素を使用することで、元々のメラニン色素を破壊しながら色素を入れることができるので、発色のいいカラーができます。
しかし、強い過酸化水素は髪の毛に大きなダメージを与えます😢また、日本では使用できないものなので、安全性や品質にも問題があります😥。
つまり、ブリーチ無しというのは嘘ではないが、同じくらい痛む薬剤を使用している可能性があります。
ブリーチをしたくない人たちはブリーチが嫌というよりは痛むのが嫌だという方が多いので
本末転倒ではないでしょうか・・・⚡️
⭐️もともと髪が細く、過去に明るいヘアカラーの履歴がある可能性
ブリーチ無しやブリーチレスと言われている写真の中には、実際にはもともと髪が細く、過去に明るいヘアカラーの履歴がある可能性があります。
髪質によってはヘアカラーだけでメラニン色素をある程度抜くことができるので、ブリーチなしで透明感のあるカラーが可能です。
しかし、これは髪質に依存するので、誰でもできるわけではありません😥。
ある意味・・・加工もなく、違法薬剤を使うわけでもなく、過去にブリーチの履歴がないため
美容師さんは嘘をついているわけではないので一番健全でしょう。
しかし、
この写真のようにブリーチ無しでこの色にしてください!!
いや、この写真の子の髪質しかこの色できんのよ・・・・・
じゃあ載せるなや!!!
ということになりかねませんね。
その写真を載せるというより#ブリーチ無し というブリーチ無しをメリットとして打ち出してしまうと誤解を招いてしまいますよね。
⭐️室内での撮影と屋外の撮影では屋外の写真の方が透明感が出る
髪の性質上
室内では暗く見え、屋外では髪が明るく見えてしまいます。
屋外で撮ったヘアスタイル写真を屋内で再現するのは難しいのです。
この写真は屋外で撮った写真なのでとっても透明感のあるヘアカラーに見えますが
実はブリーチはしていないし屋内だともっと暗くて茶色っぽいです。
この子を屋内で撮った写真は探しておきますね(PCに写真がありすぎて探せないw)
とにかく、屋外で撮った写真は加工やフィルターをしていなくても透明感が出ますが、それは写真の性質なので屋内で撮ったときは写真より茶色っぽくなってしまうということです。
⭐️まとめ
今回はプロの美容師として素人に知識を教える目的で、ブリーチ無しやブリーチレスと言われているヘアカラーの写真が本当に信用できるのか?ということについて書いてきました😊。
ブリーチ無しやブリーチレスと言われている写真は、実際には以下のような可能性があります😱。
- 加工をしている可能性
- 今回はブリーチしていないが、過去にブリーチをしている可能性
- 強力な過酸化水素を使用している可能性
- もともと髪が細く、過去に明るいヘアカラーの履歴がある可能性
これらの可能性を見分けるためには、以下のようなポイントに注目することです👀。
- 被写体の皮膚や背景の色
- 髪の毛の長さや根元の色
これらのポイントをチェックすれば、あなたもプロ目線でヘアカラー写真を見分けられるようになりますよ👍。
透明感のあるカラーはかわいいですが、ブリーチ無しやブリーチレスと言われている写真に騙されないでくださいね😉。
本当に透明感のあるカラーにしたいなら、プロの美容師に相談して、自分の髪質や状態に合った方法を選んでくださいね👍。
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